撮影地:兵庫県尼崎市西海岸町 尼崎閘門
(2006:09:23 14:11:28, NIKON D200, シャッター優先, F4.5, 1/400sec, 0.0, ISO500, 60mm)
カニの爪に付着したフジツボ。
チチュウカイミドリガニのハサミに白いフジツボが付着していた。カニをよく見ると甲羅や爪などにフジツボを抱えているのをよく目にする。普通は岩場にくっついていてフジツボにしてみれば、カニに乗っかることで移動でき、しかもカニが食べた後のおこぼれを頂戴できるのでかなりメリットが大きい。だけどカニに対するメリットはあるのだろうか?
サザエなどにシマメノウフネガイのような貝類が付着すると成長が妨げられるという。カニもフジツボが付着すると成長が妨げられて脱皮のタイミングが遅れるのかもしれない。
撮影地:兵庫県神戸市垂水区塩屋町 塩屋港
(2006:09:11 15:22:49, NIKON D200, シャッター優先, F6.3, 1/400sec, 0.0, ISO500, 60mm)
(2006:09:11 15:25:21, NIKON D200, シャッター優先, F3.3, 1/400sec, 0.0, ISO500, 60mm)
大口を開けるイソギンポ。
オオヘビガイの殻だろうか?テトラポットの側面にできた丸い管のような空間にイソギンポが体を潜めていた。カメラを向けると威嚇しているのか?たまに大きな口を開けていた。イソギンポの仲間はこの写真のように体を穴の中に潜めていることが多いので、ネット上の写真もほとんどが同じような構図ばかり。コレは!という写真を撮るのが難しい被写体なのかもしれない。
このイソギンポ、背鰭の前の方にコバルトブルーに輝く斑点がある。種を同定するのに大きな特徴だと思い、この斑点を目印にネット上に散らばっているイソギンポ科の魚の写真を2000枚弱調べたのだが...結局分からず仕舞い。
撮影地:兵庫県尼崎市西海岸町 尼崎閘門
(2006:09:24 11:40:25, NIKON D200, シャッター優先, F14, 1/400sec, 0.0, ISO640, 60mm)
岸壁にへばりついていたフジツボ。
このフジツボは全国どこにでもいる。育っても8mmぐらいなのはイワフジツボ。1cmを超えるサイズはオオイワフジツボらしい。しかもこれらが混在して生息している...よく見る生物だが種類を特定するのは難しいかもしれない。
このフジツボは満潮時刻に水面下に入るぐらいの場所にいることが多い。こういう水面から離れた場所には巻貝の1種タマキビガイがいることが多い。よく探すとこの写真にも何匹か写っている。
撮影地:兵庫県神戸市垂水区塩屋町 塩屋港
(2006:09:11 15:51:51, NIKON D200, シャッター優先, F5.6, 1/400sec, 0.0, ISO500, 60mm)
アイゴの稚魚とキュウセンの群れ。
海底を黄色いアイゴの稚魚2匹とキュウセン3匹が群れて泳いでいた。この群れを見つけたときから5分ぐらい潜ったり水面に上がったりを繰り返しながら写真を撮ろうと追い回したが、この5匹はずっと一緒に泳いでいた。
アイゴは背鰭のトゲに毒を持つ。以前、捕らえた30cm強のアイゴを料理するときに左手を刺されたことがある。そのときは直後から手の痛みが取れず、数日間手がパンパンに腫れた。
アイゴは身が磯臭くあまり美味しくない魚とい言われることがある。しかし私が食べたときは身に油ものって非常に美味しかった。
撮影地:兵庫県尼崎市西海岸町 尼崎閘門
(2006:09:24 11:56:22, NIKON D200, シャッター優先, F6.3, 1/400sec, 0.0, ISO640, 60mm)
(2006:09:24 11:56:38, NIKON D200, シャッター優先, F8, 1/400sec, 0.0, ISO640, 60mm)
汚れたアカニシ。
殻に泥が付着しまくっているアカニシ。潮干狩りでアサリを掘っていると貝殻が汚れている貝は死んでいて、貝殻が綺麗なものが生きていることが多い。しかしアカニシやイボニシの場合は貝殻が綺麗な場合は中にヤドカリが入っていて、汚れている場合は生きていることが多いように思う。
アカニシを水槽で飼ったときは砂の中によく潜っていた。そのため殻に汚れは付きづらいように思うのだが...自然界では海底に潜ることは少ないのだろうか?
撮影地:兵庫県尼崎市西海岸町 尼崎閘門
(2006:09:23 14:25:47, NIKON D200, シャッター優先, F4, 1/400sec, 0.0, ISO500, 60mm)
口を伸ばしたアカニシ。
西宮市や尼崎市は何気にこのアカニシ貝が多く生息している。淡路島や神戸などでは見かけたことがないが甲子園浜やここ尼崎閘門では出逢うことが多い。
この貝は一般に食用にされている。生のまま刺身にするもよし、茹でたり煮たり焼いたりして食べるもよし、どのような食べ方もできる。サザエよりも大きい貝なので中に入っている身も大きく食べ応えがあり、コリコリしていて美味しい。そのため海の中で見つけると思わず持って帰って食べてしまうことが多い。ちなみに写真の個体は今までに見たことがないほど大きい個体で、しかもシマメノウフネガイがたくさん付着していたので"これは貴重!"と思ってそのままにしておいた。
撮影地:兵庫県淡路市岩屋 明石海峡大橋下
(2006:09:09 15:52:53, NIKON D200, シャッター優先, F6.3, 1/320sec, 0.0, ISO800, 60mm)
カジメの生えたロープ周りを泳ぐカワハギ。
アミメハギは成長しても小さいままのカワハギ。大きくなっても8cm程度にしかならないという。テトラポットや漁船を係留しているロープの周りなどでよく見かける。写真のアミメハギはニジギンポと一緒にロープの周りを泳いでいた。
5〜10月に産卵して卵をメスが守るらしい。ということはもしかすると今年の夏に卵を守っている場面に遭遇したのかもしれない...だけど1度も気がつかなかった。今度からアミメハギを見つけたときは注意深く観察してみようかな。
撮影地:兵庫県神戸市須磨区須磨浦通 須磨海岸
(2006:09:19 15:20:59, NIKON D200, シャッター優先, F4, 1/400sec, 0.0, ISO500, 60mm)
カップルで泳ぐアミメハギ。
3メートルぐらいの砂地の海底を泳いでいた。"カップル"と書いてみたもののオスとメスの2匹なのかは不明(無責任?)。海を泳いでいるとカワハギを見かけることが多い。20cm近い大きなサイズに育った個体(アミメハギはそんなに大きくならない。あくまでもカワハギ)でもない限り警戒心は弱く、カメラを近づけてもあまり逃げない。しかし、結構動き回るのでなかなかいいショットが撮れない。
先日、"今日はカワハギの稚魚を撮るぞ!"と思い海へ行ったが...その日はあいにく透明度が非常に悪い日で、カワハギどころか魚の姿をほとんど見れなかった。自然相手の撮影は例えカワハギのようにありふれている被写体であってもなかなかうまくいかないものだ。
撮影地:兵庫県神戸市垂水区塩屋町 塩屋港
(2006:09:02 15:37:30, NIKON D200, シャッター優先, F3.2, 1/320sec, 0.0, ISO500, 60mm)
海底に生えるアナアオサ。
この海藻は大阪湾沿岸には特によく生えているような気がする。海底では植物で言えば根っこに当たる部分を小石にくっつけて波間に揺れている。アナアオサがくっつける小岩がある場所であれば砂地であっても群生している。
アナアオサは水温が下がると海底から抜け落ち出す。冬になると海岸に打ち寄せられてうずたかく積み上がる。甲子園浜の一部では歩くと踝まで埋まるほどにもなる。こうしたアナアオサの海岸への打ち上げは全国各所でも見られ、カブトガニが生息する干潟では産卵の邪魔になるということでボランティアが除去作業をすることもあるらしい。
撮影地:兵庫県神戸市垂水区塩屋町 塩屋港
(2006:09:02 16:28:11, NIKON D200, シャッター優先, F4, 1/320sec, 0.0, ISO500, 60mm)
イカの王様アオリイカ。
スーパーで見かけるイカと言えば「スルメイカ」。しかし味ではこのアオリイカが一番と言われることが多い。生きているときは透明な体をしているが、死ぬとすぐに真っ白に変わる。
神戸側の沿岸にはこのイカが多く生息し、夏になると小さい稚イカが漁港の水面を群れているのをよく目にする。このイカは海の汚れには弱いようで、尼崎市側の汚い海で見かけたことはない。
ちなみにスルメイカは回遊してくるイカで初夏になると尼崎の海でも釣れる。しかし水中で泳いでいる姿を見たことはない...一度スルメイカを水中から見てみたいものだ。
撮影地:兵庫県明石市大倉海岸通 大蔵海岸
(2006:09:22 15:11:30, NIKON D200, シャッター優先, F6.3, 1/400sec, 0.0, ISO400, 60mm)
砂地に転がるアサリ。
大蔵海岸を泳いでいると砂地にポツン、ポツンとアサリが転がっているのに出逢う。普段は砂地に潜っているアサリだが波の影響で砂の外に転がり出たのか?それとも若干海水が青潮っぽかったので酸欠に陥って苦し紛れに出てきた個体なのか...詳しいところは分からない。これだけ転がっているということは掘ればきっと多くのアサリを獲ることができるだろう。とは思うがここは水深3メートルぐらいの世界。長い柄をつけたジョレンと船でも使わない限りアサリ獲りは難しいかもしれない。
撮影地:兵庫県西宮市浜甲子園 甲子園浜
(2006:09:30 08:58:57, NIKON D200, シャッター優先, F4, 1/400sec, 0.0, ISO800, 60mm)
目が不自由なボラ。
このサイズのボラは見かけるときはたいていゆったり泳いでいるか、泥やワカメに口をつけて食事をしているかの2通り。しかしこの個体はこの場所でジッとしていた。よく見ると目が真っ白。どうやら見えないようだ。なかなか逃げなかったので近くまで寄ることができた。最後には逃げてしまったが、写真では見えないもう片方の目は正常な黒目だった。
写真を撮っているときは真っ白い目にばかり注意が行ったが、帰ってから写真をチェックすると...目の後方、エラの前方に何かが突き刺さっているのに気がついた。この怪我が原因で目が失明して、弱っているのだろうか?というよりもこの突き刺さっているものは何だろう?
撮影地:兵庫県淡路市岩屋 明石海峡大橋下
(2006:07:04 12:22:22, NIKON D200, シャッター優先, F5.6, 1/250sec, 0.0, ISO400, 60mm)
ワカメを食べるボラ。
身は刺身、卵巣はカラスミ、幽門はヘソとして食べられている魚...だけど大阪湾沿岸のボラは臭くてとても食べられるものではない。10cmぐらいまでの稚魚であれば臭みはないので食べられるが、30〜40cmを超えると捌いてもいないのにものすごい悪臭が漂う。ボラを食べたいのであれば沖で獲れたものか、綺麗な海に住んでいたものを食べるべき。そういう場所のボラであれば臭みもなく美味しい。
沿岸部のボラが臭いのは食べているものが原因。ボラは写真のように溶けかかったワカメや海底の泥などの生物を食べる。大阪湾の沿岸部など海底にヘドロがある海ではそれをモロに食べることになる。そのために臭い。
撮影地:兵庫県神戸市垂水区塩屋町 塩屋港
(2006:09:11 15:31:35, NIKON D200, シャッター優先, F9, 1/400sec, 0.0, ISO500, 60mm)
秋の珍客エビクラゲ。
このクラゲは大阪湾では珍しい部類に入るらしい。2006年はエビクラゲの当たり年らしく淡路島北部の岩屋漁港の中には多くのエビクラゲの個体が入り込んでいたため須磨水族館でも展示したらしい。
このクラゲは大発生すると定置網を中心に漁業に大打撃を与えることで知られるエチゼンクラゲの仲間だが、大きくなっても30cmほど。傘などにエビや小魚を連れていることが多いことからエビクラゲという名前がついたらしい。
傘にイボイボがあるのが特徴で、このことからイボクラゲ科に分類されている。恥ずかしながら撮影したときにはこのイボイボにはまったく気がつかなかった。ピントを合わせてシャッターを押すことだけに夢中になっていたためだ。帰ってから調べて「傘に〜」と知ったときに初めてイボイボが写っている写真をピックアップして確認できた。
撮影地:兵庫県神戸市垂水区塩屋町 塩屋港
(2006:09:02 16:30:11, NIKON D200, シャッター優先, F4, 1/320sec, 0.0, ISO500, 60mm)
岩の上で休むハオコゼ。
この魚は背びれに毒を持った棘があり刺されると非常に痛いらしい。毒を持つため外敵に襲われることが少ないのか、カメラを近づけてもなかなか逃げない。そのため海水浴場などで素足で踏みつけてしまい、痛い目に遭う人もいるらしい。目立たない魚のため気をつけようと思っても限界がある。"海水浴のときでもマリンブーツを履く"というあまり現実的でない策しかないだろう。ちなみに私は大阪でも沖縄でも素足で海の中に入ることはない。必ずマリンブーツを履いている。
撮影地:兵庫県淡路市岩屋 明石海峡大橋下
(2006:07:04 12:09:14, NIKON D200, シャッター優先, F6.3, 1/250sec, 0.0, ISO400, 60mm)
大阪湾で見つけたハリセンボンの稚魚。
海に入ってすぐに見かけたハリセンボン。私が近畿でハリセンボンを見たのは初めて。結構珍しいのかも!と思ったが、この写真を撮った約3ヵ月後に岩屋漁港で死んで浮いている大き目のハリセンボンを発見した。実はかなり生息しているのかもしれない。
ハリセンボンはフグの仲間だが毒はない。沖縄では「アバサー」と呼ばれ味噌汁などで食べられている。私も数回獲って食べたことはあるが...かなり大きい個体でないと過食部分がほとんどないので満腹感を得るのは大変だ。
撮影地:兵庫県明石市大倉海岸通 大蔵海岸
(2006:09:03 14:42:25, NIKON D200, シャッター優先, F8, 1/320sec, 0.0, ISO400, 60mm)
砂から頭だけを出して眠るウミヘビ。
大阪湾にも何種類かのウミヘビが生息している。その中でも一番身近にいるのがおそらくこのホタテウミヘビ。夜行性で、昼間は水深3メートル程度の砂地に頭だけを出して寝ている。目はまるで猫のように細まっている。
一般には食用にしないが食べれる。そのうち食べたい気もするなぁ。ただしウナギやウツボなど、この手の長物は血中に毒素が含まれているので生で刺身などにはしないこと!"ウナギの刺身"が出回っていないのはこの毒の存在が原因だ。
撮影地:兵庫県尼崎市西海岸町 尼崎閘門
(2006:09:23 14:32:34, NIKON D200, シャッター優先, F4, 1/400sec, 0.0, ISO500, 60mm)
(2006:09:23 14:32:45, NIKON D200, シャッター優先, F5.6, 1/400sec, 0.0, ISO500, 60mm)
護岸を這うイボニシ。
この貝は"環境ホルモンの影響が現れた生物"として理科の資料集などに取り上げられることの多い。内分泌かく乱物質(環境ホルモン)の影響でメスにも関わらずオスのペニスを持っていたりとメスの雄化現象が見られる。そんな環境ホルモンの影響を受けまくっているイボニシだが食べれる貝の1つでもある。茹でて爪楊枝で身をほじくりだして醤油を漬けて食べるとほろ苦い内臓とコリコリ感を楽しめる。生息している場所が汚いのであまり大阪湾のイボニシを食べることはないけど...
撮影地:兵庫県淡路市岩屋 明石海峡大橋下
(2006:09:09 15:43:49, NIKON D200, シャッター優先, F5.6, 1/320sec, 0.0, ISO800, 60mm)
砂地で休むカレイ。
カレイの仲間はどれも平たくて同じような色形をしているため見分けが付かない...簡単には側線が胸鰭のところで曲がっているのがマコガレイ、まっすぐで盛り上がっているのがイシガレイ、側線がまっすぐで目の間に突起があるのがメイタガレイというようになる。しかしほかにもカレイはたくさんいるので...あぁ分からない!
写真の個体は側線が盛り上がっているのでイシガレイ。この盛り上がりは「骨質板」と呼ばれる。
撮影地:兵庫県淡路市岩屋 明石海峡大橋下
(2006:08:25 16:57:05, NIKON D200, シャッター優先, F4, 1/320sec, 0.0, ISO640, 60mm)
産卵中のカラマツガイ。
テトラポットの側面に付着したカラマツガイが産卵をしていた。ゼラチン質の中に小さい卵が無数に入った卵塊を渦巻状に産み付けている。
この仲間は分類学上「有肺亜綱」に属し肺呼吸をするらしい。まぁ哺乳類のような"肺"は持たないのだが、それでも肺呼吸のため水中では呼吸できない。
私は食べたことがないがこの貝は食べれるらしい。しかし大きい個体はほとんどいないから食べようと思ったら数を獲らなければいけないので大変。こんな小さい貝を苦労して集めるなら同じような環境に生息するヨメガカサやカメノテを獲った方が楽だろう。
撮影地:兵庫県淡路市岩屋 明石海峡大橋下
(2006:08:25 17:21:47, NIKON D200, シャッター優先, F3.2, 1/320sec, 0.0, ISO1000, 60mm)
ロープ周りを泳ぐカワハギの稚魚。
初夏から夏にかけては小さいカワハギの姿をあちこちで見かける。秋ぐらいになるとそこそこの大きさになり、釣って食べるにもいいサイズに成長する。カワハギは身だけでなく肝も美味しい魚。しかし大阪湾沿岸のカワハギは、汚いものをたくさん食べて育っているため腸が非常に臭い。その腸の臭みがすぐに肝臓に移って、美味しいはずの肝が臭くなるのも早い。そのため肝を食べるなら釣り上げた直後に腹を割いて腸だけ取り出して捨ててしまう方がいい。
撮影地:兵庫県神戸市垂水区塩屋町 塩屋港
(2006:09:02 16:03:19, NIKON D200, シャッター優先, F3.2, 1/320sec, 0.0, ISO500, 60mm)
ホバリングするキヌバリ。
この魚は海底近くの岩陰にいることが多い。全国的にはよく見かける魚だが大阪湾では少な目。写真のように泳いだまま一箇所でじっと動かずにいることが多い。
体には黄色く縁取られた黒い横筋が複数描かれている。この横線の数は太平洋側と日本海側とで異なり、太平洋側は6本、日本海側は7本となる。横筋を数えるときは胸鰭の後ろから数え、目のところにある1本とその横のコの字をした1本の計2本は数えない。写真の個体は太平洋側なので6本となっている。